【タイ展示会情報】バンコク日本博の来場者数は10万人以上!展示会出展のメリット・費用・流れや成功ポイントを解説

中国や欧米と比肩する形で、急拡大を続けているASEANマーケット。一つの市場として捉えるにはあまりに個性的な国々ですが、その中でハブのような役割をしている国がタイです。いち早く経済成長を遂げ、多くの日系企業が進出したタイですが、現在は内政や少子高齢化などを背景に、若干の減速傾向にあります。 そんな中、打ち出している「タイランド4.0」でデジタルに力を入れ、ますますASEANのハブとしての役割を高めようとしています。日本企業としても是非、押さえておきたいマーケットではないでしょうか。 そこで本記事では、そんなタイマーケットを開拓するために有効とされている、「タイの展示会・見本市への出展」について解説していきます。「タイ」で開催される展示会について、その出展のメリット・費用・流れ、そして成功のポイントからオススメの展示会まで、総合的にご紹介いたします。是非、御社のタイ展開にお役立てください。
▼失敗しない「タイ展示会出展」費用・流れ・成功のポイントを解説
- 1. 展示会出展のメリット・費用・流れ
- 2. タイビジネスの特徴
- 3. タイ展示会の探し方
- 4. タイ展示会出展「成功のポイント①」:ブースの設営
- 5. タイ展示会出展「成功のポイント②」:ローカライズ
- 6. タイ展示会出展「成功のポイント③」:リード客とのリレーション構築
- 7. 展示会出展をきっかけにタイビジネスを成功させよう
▼ あなたの海外ビジネスを成功させるために
1. 展示会出展のメリット・費用・流れ
■ メリット 展示会に出展する主なメリットは「商談のための時間と手間を減らすことが可能」「コストを削減することが可能」「市場調査や情報収集に役立てることが可能」この3つです。 海外で営業活動をしようとしても、限られた滞在期間の中で訪問できる企業の数は意外と少なく、海外で店舗の経営を始める際にはコストやリスクが心配……。展示会でのブース出展なら、どちらも解決することができます。店舗を経営するよりもリスクやコストが少なく、直接の営業活動よりも効率よく、多くの企業担当者との商談が可能です。 また、他の出展ブースを回ることで市場調査や情報収集ができるのも展示会への出展の大きなメリットです。現地の生の声を得られる貴重な機会ですから、しっかり情報収集を行いましょう。出展ブースを見て回る中では、売り方のヒントだけではなく、パートナーになり得る優良な企業も見つかるかもしれません。 ■費用 展示会にかかる費用は主に「出展料」「ブースの装飾費用」「輸送費」「宿泊費」「その他備品などにかかる費用」ですが、かかる金額は国によってかなり異なるようです。物価や為替によっても費用は変動しますから、事前にしっかり調べておきましょう。机や椅子などのレンタル費用も意外と高くつきます。国によってはブースの装飾費用が日本の3倍以上になるケースもあるのだとか。 ■流れ 出展を決めたら、すぐに準備を始めましょう。どんなに遅くとも4ヶ月前には準備に取りかからなければいけません。国内の展示会に慣れていても、海外の展示会では勝手が違うというのはよくある話。業者を決定して準備を進めようと思ったら現地のホリデーシーズンに入ってしまい、対応してもらうことができない、というケースもあります。余裕を持ったスケジュール管理は必須です。 出展が決定したら、ブースの装飾を担当してくれる施工業者や、備品をレンタルしてくれる業者などを選定しましょう。相見積もりを取ったり、決定する際に再度見積を取ったり……。やり取りだけでも意外と時間がかかるものですから、施工業者を決定するまで1〜2ヶ月は見積もっておいた方がよさそうです。
2. タイビジネスの特徴
タイは、マレーシア、カンボジア、ラオス、ミャンマーなどの東南アジア諸国の中心に位置している国です。2014年には「南部経済回廊」が整備され、タイを中心に東南アジアの物流環境が改善されました。 バンコクの空港からはアジア、中東や欧州、アフリカなどへの便が多数就航しており、周辺国の経済成長を後押しするアジアマーケットのハブ機能の役割を担っています。 タイは日本人に人気の観光地。そのため、日本食のレストランなど、日本製品・サービスの市場が拡大し続けてきました。近年では健康ブームの影響で、現地でも日本製品や日本食への需要が高まっています。2020年には中間所得層が人口の半数を超えると予測されており、質のいい「日本製品」の人気が今後もさらに高まることが予想できます。
3. タイ展示会の探し方
展示会を探す際には、「世界の見本市・展示会情報」データベースからさまざまな展示会を検索することができるJETROのホームページを活用しましょう。 数多くの展示会が掲載されていますので、中でも代表的なものを3つご紹介いたします。 ■ バンコク日本博 日本に対して高い関心を持っているタイ人に改めて日本の魅力を知ってもらうため、毎年バンコクで開催されている展示会。ブース出展でタイ人一般消費者の反応を見るだけではなく、別室にて現地企業とのビジネスミーティングの場を用意しています。商品を扱う企業向けに、輸入代行などのサービスもあるようです。日本国内の連絡先があるので、日本語で問い合わせすることができます。 2019年の来場者数は 84000人、出展社数は180社。 ■ THAIFEX - Anuga Asia 東南アジア最⼤級の規模を誇る⾷の総合⾒本市である「THAIFEX」が、ケルンメッセが主催する世界最⼤の⾷品専⾨⾒本市「Anuga」と連携し、ブランド名も新たに「THAIFEX - Anuga Asia」として開催したもの。毎年ノンターブリーで開催されます。 2019年の来場者数は67136人、出展社数は2745社。 ■ ProPak Asia 毎年バンコクで開催されている食品、飲料、医薬品、化粧品、および消費者製品の加工および包装貿易イベント。世界中の先駆的な製品とサービスを集めており、9つの重点ゾーンを戦略的にセグメント化しているのが特徴です。日本国内の連絡先があるので、日本語で問い合わせすることができます。 2019年の来場者数は52256人、出展社数は2089社。 【今後開催される展示会】 これから開催されるタイでの展示会は、下記のJETROのサイトからご確認ください。 JETRO:https://www.jetro.go.jp/j-messe/country/asia/th/

4. タイ展示会出展「成功のポイント①」:ブースの設営
ブースのデザインは、どうしても商品の名称や原産地などを前面に押し出したくなるものですが、認知度の低い商品名や原産地表記はバイヤーの興味をひかず、立ち寄ってもらうどころか見てもらうことすらできないかもしれません。足を止めてもらえるブースのデザインが重要です。 例えば、認知度の低い名称や原産地は前面に出さず、認知度や注目度の高い「オーガニックフード」「自然派」といったキーワードでトレンドに敏感なバイヤーの興味をひく、というのも一つの工夫です。オーガニックフードにぴったりなナチュラル志向のブース装飾で、興味を持つバイヤーの間口を広げましょう。 接客やセールスに長けた人材をブースに配置するのも基本です。商談につなげるのですから、営業やショップ店員など、セールスや接客を担当したことのある人材が適任です。
5. タイ展示会出展「成功のポイント②」:ローカライズ
日本で売れている商品がそのまま海外でも売れるとは限りません。「ローカライズ」ができていないと、現地にない商品やサービスを受け入れてもらうのは非常に難しいでしょう。「ローカライズ」とは現地の人に伝わりやすいイメージを作ることです。 日本のスタイルをそのまま海外上陸させたために失敗した事例は山ほどあります。「いきなり!ステーキ」は、立ち食い形式や、肉の量の単位表記が失敗の一因だと言われています。量の表記をグラムで統一することにより、世界ランキングの順位を計算しやすくするというのが狙いだったそうですが、ポンド表記が一般的なアメリカにおいてグラム表記へのこだわりは逆効果となってしまったようです。 ローカライズといえば、「現地の言葉を話す」のもその一つです。現地の言語が堪能なスタッフをブースに配置すれば、商談もスムーズに進みやすくなるでしょう。
6. タイ展示会出展「成功のポイント③」:リード客とのリレーション構築
「見込み客や商談を獲得すること」が展示会出展の目的です。名刺交換やアンケートなどで集めた来場者のデータは鮮度の高い大切な情報です。成約の見込み度合いをA、B、C、と分けて、企業や担当者を分類します。 展示会終了後のフォローも忘れずに行いましょう。すぐに成約が見込めなくても、継続的にコンタクトを取って関係性を気づけば成約の確率が上がっていくのは、海外においても同じです。
7. 展示会出展をきっかけにタイビジネスを成功させよう
タイへの進出を検討しているなら、まずは展示会に出展してみましょう。市場調査ができるので、タイ進出のヒントが得られます。リスクやコストをおさえつつ、現地の最新情報が得られるのが展示会の大きなメリットです。 企業や製品のPR、販路開拓などを海外に向けて行う際には、ぜひ展示会への出展を検討してみてください。来場者の反応から、現地でのマーケティングのヒントや新商品のアイディアが見つかるかもしれません。
8. 優良な海外進出サポート企業をご紹介
御社にピッタリのタイ展示会出展サポート企業をご紹介します
いかがでしたでしょうか? 海外への販路拡大時に、バイヤーやパートナー、クライアントを探すための有効な方法「展示会出展」について、タイを中心に解説いたしました。ぜひ、御社のビジネスに活かしていただければと存じます。
また、成功のポイントなど、自社だけではなかなか対応が難しいことも出てくるでしょう。Digima〜出島〜では、「タイ進出において、自社に最適な展示会を探してほしい」「出展からリード顧客とのコミュニケーションまでワンストップでサポートしてほしい」…といった、多岐に渡る展示会出展におけるご質問・ご相談を承っています。
ご連絡をいただければ、海外進出専門コンシェルジュが、御社にピッタリの海外進出サポート企業をご紹介いたします。まずはお気軽にご相談ください。
(当コンテンツの情報について)
当コンテンツを掲載するにあたって、その情報および内容には細心の注意を払っておりますが、掲載情報の安全性、合法性、正確性、最新性などについて保証するものではないことをご了承ください。本コンテンツの御利用により、万一ご利用者様および第三者にトラブルや損失・損害が発生したとしても、当社は一切責任を負わないものとさせていただきます。
海外ビジネスに関する情報につきましては、当サイトに掲載の海外進出支援の専門家の方々に直接お問い合わせ頂ければ幸いです。
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オススメの海外進出サポート企業
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YCP
グローバル21拠点✕800名体制で、現地に根付いたメンバーによる伴走型ハンズオン支援
<概要>
・アジアを中心とする世界21拠点、コンサルタント800名体制を有する、日系独立系では最大級のコンサルティングファーム(東証上場)
<サービス特長>
・現地に根付いたローカルメンバーと日本人メンバーが協働した伴走型ハンズオン支援、顧客ニーズに応じた柔軟な現地対応が可能
・マッキンゼー/ボストンコンサルティンググループ/ゴールドマンサックス/P&G/Google出身者が、グローバルノウハウを提供
・コンサルティング事業と併行して、当社グループで展開する自社事業群(パーソナルケア/飲食業/ヘルスケア/卸売/教育など)の海外展開実績に基づく、実践的なアドバイスを提供
<支援スコープ>
・調査/戦略から、現地パートナー発掘、現地拠点/オペレーション構築、M&A、海外営業/顧客獲得、現地事業マネジメントまで、一気通貫で支援
・グローバル企業から中堅/中小/スタートアップ企業まで、企業規模を問わずに多様な海外進出ニーズに応じたソリューションを提供
・B2B領域(商社/卸売/製造/自動車/物流/化学/建設/テクノロジー)、B2C領域(小売/パーソナルケア/ヘルスケア/食品/店舗サービス/エンターテイメントなど)で、3,000件以上の豊富なプロジェクト実績を有する
<主要サービスメニュー>
① 初期投資を抑えつつ、海外取引拡大を通した円安メリットの最大化を目的とする、デジタルマーケティングを活用した海外潜在顧客発掘、および、海外販路開拓支援
② 現地市場で不足する機能を補完し、海外事業の立ち上げ&立て直しを伴走型で支援するプロフェッショナル人材派遣
③ アジア圏での「デジタル」ビジネス事業機会の抽出&評価、戦略構築から事業立ち上げまでの海外事業デジタルトランスフォーメーションに係るトータルサポート
④ 市場環境変動に即した手触り感あるインサイトを抽出する海外市場調査&参入戦略構築
⑤ アジア特有の中小案件M&A案件発掘から交渉/実行/PMIまでをカバーする海外M&A一気通貫支援
⑥ 既存サプライチェーン体制の分析/評価/最適化、および、直接材&間接材の調達コスト削減 -
合同会社サウスポイント
アジアに近い沖縄から海外ビジネスをサポート
2017年7月日本・沖縄と海外の万国津梁の架け橋を目指して、企業の海外展開支援を目的として沖縄・那覇で設立。アジア・欧州を中心に沖縄県内・沖縄県外企業の海外進出・国際展開のサポートを実施しています。2022年7月には観光産業の伸びの著しい石垣市に八重山事務所を開設しております。
沖縄をハブに、台湾・中国・香港・ベトナム・タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシア・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・ドイツ・ブラジル各国にパートナーエージェントを配置し、アメリカ合衆国・インドは提携先を設けていますので、現地でも情報収集、視察等も直接支援可能、幅広く皆様の海外展開とインバウンド事業をサポートしております。 -
合同会社TSテクノ
御社のタイ進出をサポートします。
2019年1月8日創業 中国大連事務所開設
2019年5月 タイチェンマイ事務所開設
2020年3月 コロナウィルス蔓延により中国大連事務所閉鎖
2021年6月 令和3年度経済産業省Japanブランド育成支援事業 支援パートナー企業に認定 2022年6月 令和4年度経済産業省Japanブランド育成支援事業 支援パートナー企業に認定
2023年1月 統一資格申請認定(官公庁取引企業)
2024年1月 大阪府吹田市商工会加盟 札幌市・仙台市振興財団海外展開支援企業認定
取引先…
東証プライム上場企業 中小卸売小売業 個人事業主
海外企業 -
プルーヴ株式会社
貴社の海外事業進出・展開をサポートさせていただきます
プルーヴは世界市場進出における事業戦略の策定と実行のサポートを行っている企業です。
「グローバルを身近に」をミッションとし、「現地事情」に精通したコンサルタントと「現地パートナー」との密な連携による「現地のリアルな情報」を基にクライアント企業様の世界市場への挑戦を成功へと導きます。 -
株式会社ダズ・インターナショナル
*欧米&アジアエリアへの海外進出を伴走サポート*
私たちは日本企業の欧米・東南アジア・東アジアへのグローバル展開をサポートします。
支援実績社数750社を超え、見えてきた成功と失敗の共通点・傾向から、"企業の「やりたい」を『デキル化』する" をモットーに、新しい市場への挑戦に伴走します。
企業の課題・目的に合わせて、グローバル展開に最適なサポートを提案いたします。
私たちはグローバル(アジア各国・アメリカ・ヨーロッパ各国・日本国内)で働く企業を支援します。
『Mission - 私たちが海外に進出する企業に果たすべき使命 -』
新しいマーケットでビジネスを創める・広げる・深める・個人を伴走型でデキル化支援
『Vision – 私たちが理想とする世界 -』
もっと自由に(法人・個人)新しいマーケットに挑戦できる世界
『Value – 私たちの強み -』
①伴走者かつ提案者であること
ジブンシゴト(頼まれ・やらされ仕事はしない)をモットーに、事業主人公ではない第三者の私たちだからこそできる提案力
②プロジェクト設計力と管理力
デキル化(ミエル化して終わりではなく)をモットーに、『ゴールは何か』の会話から始めるプロジェクト設計力とその後実現するための管理力
③対応力(幅広いエリアと多様な業種実績700社以上)
設計力・管理力を活かし、現地特派員や協力会社と連携による現地力モットーに、ニッチからポップまで多様な業種の海外進出に対応。
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01:伴走グローバル事業部
海外ビジネス課題を共に考え、目標達成のために共に動くチーム
『Point』
✔︎貴社海外事業部の担当者として伴走
✔︎BtoB・BtoC・飲食店開業など幅広くサポート可能
✔︎各国現地駐在スタッフやパートナー企業と連携が可能
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02:伴走マーケティング事業部
デジタルマーケティング課題を共に考え、目標達成のために共に動くチーム
『Point』
✔︎貴社デジマ事業部の担当者として伴走
✔︎デジマ業務をゼロから運用まで幅広くサポート
✔︎各分野に対応するスタッフやパートナー企業と連携
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03:稟議書作成サポート
海外ビジネスのはじめの一歩を作る、稟議書策定サポート
『Point』
✔︎あらゆる角度から、フィジビリティ・スタディ(実現可能性)を調査・設計
↳過去類似事例(失敗・成功どちらも)から判断材料を調査
↳当社現地スタッフやパートナー企業による調査
↳現地特定の有識者を探索し、インタビュー調査
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04:スポットサポート
海外ビジネス・デジタルマーケティング課題を部分的に解決
『施策と料金イメージ(事例で多い価格帯となります)』
✔︎市場調査:50万円〜80万円〜120万円
✔︎現地視察:国・期間・内容により大きく変動
✔︎会社設立:国・形態・内容により大きく変動
✔︎現地企業マッチング:30万円〜50万円〜80万円〜120万円
✔︎プロモーションサポート:国・形態・内容により大きく変動
✔︎ECサイト制作:80万円〜150万円
✔︎ECサイト運用:20万円〜40万円(月額)
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